オリオン書房ノルテ店(立川市曙町2、TEL042-522-1231)で1月9日から、絵本「光の子ゲセル」の原画展が開催される。
同書は、チベットやモンゴルで伝わる英雄「ゲセル」の説話を描いたもので、野中惠子さんが執筆、絵をサンダグドルジ=トゥルブラムさんが手がけ、昨年11月に発売された。サンダグドルジ=トゥルブラムさんは、1969年ウランバートル生まれ。1991年モンゴル国立美術大学卒業。1990年モンゴル帝国成立750周年記念芸術コンクールで優勝し、1991年以降ノルウェー、ポーランド、ドイツ、フランス、日本で個展を開き、モンゴル切り絵を芸術の域にまで高めた。現在、カリフォルニア州オークランド在住。
同書の発売を記念した同展では、店内のラウンジに同書掲載の切り絵数点を展示。広報担当の堤さんは「切り絵だと思えないほど細やかな装飾が非常に魅力的。絵本とまた一味違ったモンゴル切り絵の魅力を味わっていただければ」と話す。
営業時間は10時~21時。今月19日まで。