今秋開校予定の「東京にしがわ大学」は6月12日、一般参加型のフィールドワークイベント「東京にしがわ大学オープンキャンパス 教室をさがせ!」を開催する。
東京にしがわ大学は、学校法人の大学ではなく、東京の西側(=多摩地域)をフィールドに、街をキャンパスに見立て、誰もが参加できる「ユニークな学びの場」を通じて、興味でつながる「新しいコミュニティー」を支援するネットワーク。開校前のフィールドワークイベントは今回が初めて。今回のイベントは「みんなで一緒に多摩エリア30市町村の『教室(となりうる魅力的な場)を探す』のが目的」(広報担当の古川さん)だという。
当日は、参加者が2人1組のペアとなり、多摩エリアの30市町村の“どこか”に一緒に出向き、決められた時間までに、おのおの「3カ所」の 魅力的な「教室(となりうる場)」をの写真をデジタルカメラなどで撮影して持ち帰る。「図書館や書店、観光案内所など行政機関などに立ち寄って地域情報を収集したり、携帯電話やパソコンなどの通信ツールを活用したりする一方で、街をぶらぶら散策したり、地域の店での買い物や食事、銭湯に入ったりなど、各地域の暮らしにつかの間溶け込むことで地元の住民との交流にもつながると考えている」(古川さん)。フィールドワーク終了後は、多摩30市町村から持ち帰った参加者の成果を共有する「報告会&交流会」イベントを開催する。
「4月に学生募集を始めたが、すでに100人を超えるほど『にしがわ』に関心を寄せる人が多いことを実感している。多摩地域には魅力あふれる場所がまだまだあるので、多摩地区30市町村の『まちをキャンパス』を体現し、授業の場となりうる『教室探し』のフィールドワークイベントに協力いただける人にぜひ参加していただければ」とも。
当日は10時に立川駅周辺に集合し、11時~16時30分にフィールドワークを行う。17時~20時で報告会と交流会を予定。定員60人(事前予約制、先着順。成人以上に限る)。参加費は2,000円(交通費、食費などの実費別)。申し込みはホームページで受け付けている。