昭和20年代後半の立川の写真100枚を1冊に-地産地消の写真集

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 けやき出版(立川市柴崎町3)が8月20日、写真集「立川の風景 昭和色アルバム-the SOUND of Oldies in TACHIKAWA-」を出版した。

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 同書には昭和25年~30年の立川市の風景写真約100枚を掲載。「立川で生まれ育った寺澤昭二さんが長年撮りためた商店街、競輪場、立川基地などの写真を、立川印刷所の鈴木武さんがデジタル化して保存し、同じく地元である当社が発行した地産地消の写真集となった」と同社の小崎さん。

 「1998年の多摩モノレールの開業に合わせて随所で工事が行われ、街の風景が一新し、駅前の新しいビルなどが軒を連ねる現在とは異なり今は見ることのできない風景を、一冊の本として手元に置き、多くの方の記憶に残してほしいという思いで刊行した」。

 そのほか、木造の駅舎、北口ロータリー、南口商店街、数多くあった映画館、競輪場、米軍立川基地、フインカム前通りのほか、レトロでアメリカンな商店や車も掲載されている。「寺澤さんは昨年亡くなったが、伝え聞いた記憶と資料などで調べた情報を基に鈴木さんが執筆したユーモアあふれる説明文も読んでほしい。昔から立川に住んでいる方はもちろん、若い方にも手に取っていただければ」とも。

 定価1,000円。立川市内の書店で販売している。

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