東京にしがわ大学は1月8日、立川市内で自転車タクシーを展開する「SMILE TAXI(スマイルタクシー)」(立川市高松町1)で授業を行う。
東京西部の街全体をキャンパスに見立て、誰もが気軽に参加できる「ユニークな生涯学習」を通じて、コミュニティーの推進や地域文化の発展に寄与するプロジェクトを毎月第2土曜日に授業を展開する同大学。昨年10月に開校し、11月から本格的に授業をスタートさせた。
今回は、スマイルタクシー代表の村上英徳さんが講師を担当し、自転車タクシーの運転を体験できる授業を展開する。村上さんは1962(昭和37)年生まれ。立川で育ち、高校在学中に住宅関連工事請負会社を創立。2008年に地球環境・地域環境の改善を主眼として、自転車を介したまちづくり団体を設立した。行政や警察などの協力の下、現在立川市内で3台の自転車タクシーを運行している。
同大学広報担当の古川さんは「排気ガスを出さないエコなタクシーで、程よい速度とパフパフという独特のクラクションが特徴の自転車タクシー。クラシックカーを模した馬車のようなかわいい車体に乗り、ゆっくり街を眺めると普段の景色も違って見える」と話す。「実際に運転すると気軽に人に話しかけたくなるという魅力もある。運転体験でただこぐだけでなく、運転手としてお客さんとの会話を楽しんでいただければ」とも。
開催時間は13時~15時。雨天中止。定員20人(定員に達し次第締め切り)。申し込みは同大学ホームページで受け付ける。