第1回「立川文学賞」決まる-選考委員長・志茂田景樹さんも絶賛

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 東京立川こぶしロータリークラブ(立川市曙町2)が創設した「立川文学賞」の第1回大賞が発表された。

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 同クラブ創立25周年記念事業として創設された同賞は、直木賞作家の志茂田景樹さんが選考委員長を務める。「立川文学賞を通じての地域貢献はもちろん、新しい才能の発掘をすることで新時代の先駆けにしたいと企画した」と同クラブの鈴木茂会長。

 応募総数266作品の中から今回大賞を受賞したのは、三友隆司さんの作品「泉光院回国日記~愛染明王の闇~」。三友さんは現在60歳で、愛知県新城市在住。製薬会社を退職後、会社顧問を務める傍ら小説を書き始め、受賞作は2作目だという。

志茂田さんは「最終予選に通った19編のうち、これが大賞になるだろうと強く予感した。それはまるで故・藤沢周平さんの作品を読んだ時に感じた筆力と構成力に関しての驚きと同様の驚きがあった。この方は間違いなくプロになっても多くの読者を引き付けると断言してもいい」と太鼓判を押す。

大賞のほか佳作5作品も選出。実行委員長の中野さんも「『立川で文学の種まきをしたい』という思いに手応えを感じられる結果となった」と総括する。

 今月19日には同クラブ25周年記念講演会会場で志茂田さんの講演会と同賞の表彰式を行う。講演会(13時30分~)と表彰式(14時20分~)は先着100人を招待。参加申し込みはファクスで受け付けている。

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