立川のカフェ「INopen」(立川市錦町1)で2月27日、「立川シネマ・ダイアログ~ドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と』上映会」が開催される。
上映会を企画したのはオフィスカレイド(国分寺市新町1)。シネマ・ダイアログとはドキュメンタリー映画を通して共に学ぶ(=共育)をテーマにした対話の場で、昨年夏には国分寺でも開催した。
今回上映する映画は、2009年に制作された飯田基晴さんが監督を務めるドキュメンタリー作品。ある女性から「大人も子どもも、動物を大切に思ってもらえるような映画を作ってほしい」と飯田さんに話をされたのがきっかけだという。行政施設の犬猫処分の現状や民間で動物愛護活動を行っている人々に焦点を当てるほか、動物愛護先進国・イギリスや戦時下における日本の動物愛護事情にまで目を向け、小さい命の切なさと不幸な命を生み出す人間のエゴを浮き彫りにしつつも、多くの犬猫たちとそれを懸命に救おうとする人間たちの姿を追い続ける。
「今回の上映作品は捨て犬や捨て猫に焦点を当てたドキュメンタリー作品。ペット大国日本に住んでいる私たちだから知っておきたいことがある。見ていてつらいと感じるシーンもあるが、見終わった後に温かな希望を見いだせる作品」とオフィスカレイドの山本さん。
上映後にはダイアログタイムとして映画を通じた対話、交流の場を設ける。「カフェは来場者同士の距離感も近くシネマ・ダイアログにふさわしい場になる。ペット同伴も可能なので、自分たちのペットのことや動物たちのことを考えるきっかけにしていただければ」と山本さん。
開催は10時30分~と17時30分~の昼夜2部制。参加費は1500円(1ドリンク含む)。定員は各回20人(ペット同伴可)。予約制。予約方法はホームページで確認できる。