立川高島屋(立川市曙町2)は5月25日から、「被災地への応援メッセージ」をうちわに記し、それを元マラソンランナーの谷口浩美さんが被災地へ届ける企画をスタートする。
谷口さんは、マラソンランナーとしてオリンピックに出場し、現在はスポーツイベントの運営・企画会社「TOSSプランニング」(泉町)のスーパーバイザーを務める傍ら、スポーツ振興のために全国各地で運動教室を開いている。
同店では今春から谷口さんを講師に招き子ども向けの運動教室を開いていることから、今回の企画につながった。「被災地は寒い冬を越えてほっとしたのもつかの間、 今度は夏の暑さ対策について懸念されている。避難所での生活も2カ月半が経過し、被災者の方のストレス・体力への心配が日ごとに募っている。そこで今回、谷口さんと被災地の避難所へ赴き、幅広い年代の方が簡単に限られたスペースでもできる運動をアドバイスする運動教室を開くことにした」と同店広報担当の宮田さん。
今回避難所でアドバイスするのは「うちわ」などの身近なものを使った運動。そこで同店では、うちわ1,000本を用意。来店客に被災地に向けた応援メッセージを記入してもらったうちわを、栗原市と南三陸町の避難所合計4箇所に届けるという。
「一人でも多くのお客さまに被災地に寄せる思いをご記入いただきたい。そして、うちわに込められたお客さま一人ひとりのメッセージが被災者の方々の心の応援になることを祈るとともに、谷口さんの運動指導が避難所で暮らす皆さんの体力維持とストレス解消に少しでもつながれば」
メッセージ記入は1階特設会場で受け付ける。今月31日ごろまで。