立川経済新聞

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新成人祝い旧国立駅舎などで記念撮影 式が中止になった市外からの参加者も

撮影会にはグループやカップルでの参加も

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 旧国立駅舎(国立市東1)で1月11日、新成人を祝う写真撮影会「Happy 新成人!!」が行われた。当日は薄曇りの中、グループやカップル、親子など全19組、約50人が参加し、旧国立駅舎外構スペースと大学通りで撮影を行った。

「婚カラ」代表の高野宏さん

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 主催は、国立を拠点に婚活や結婚式のプロデュースを行う任意団体「婚カラ」。代表の高野宏さんは広島市出身、一橋大学(国立市)で「まちづくり」の授業を通じ地域のお店や地域で活躍している人々と出会い、地域の魅力を広く知ってほしいという思いで活動を始めた。

 「都会生活において、冠婚葬祭や祝い事がほとんど家族や学校内だけの行事になっている中、地域の得意なことを持った人たちが一緒にお祝いできたら、地域のにぎわいや暮らす人々が地域を知るきっかけ、愛着につながるのではないかと考えた」と高野さん。

 同団体では「地域のお祝い事」に活動を広げ、その第1弾として新成人の撮影会を企画。「みんなで一緒に地域の新成人へのお祝いムードをつくりたい」という思いの下、昨年より準備を行ってきた。

 会場となった旧国立駅舎は「赤い三角屋根」で親しまれ、再築の後、昨年4月に「まちの魅力発信拠点」として生まれ変わった「まちのシンボル」。市内で活動するフォトグラファーとカメラを得意とする国立市在住の建築家が撮影に当たった。

 国立市では「成人を祝う会」が開催されたが、7日の緊急事態宣言を受けて近隣の立川市・国分寺市・府中市などでは中止またはオンライン開催となり、SNSを通じて知った市外からの参加者も多かった。

 撮影した小林未央さんは「家族から受け継いだ振袖を着て親御さんと撮影に来る方も多く、振袖を軸に気持ちが重なり、その方々への優しさをまとっていることを目の当たりにした。コロナでどうなるかわからず、ことごとくイベントが中止で不安でいっぱいで、撮影会があって本当に良かった、明るい良い思い出になりましたと感謝されて、私も泣きそうになった」と話す。

 同団体の佐藤和之さんは「肌寒い一日だったが、新成人たちは寒い様子も見せずテンションが高かったり、カチカチに緊張していたりと、参加者も主催者も思い出深い楽しい一日となった。きちんと着込んだ晴れ姿を、一眼レフできれいに撮影してもらい満足度が高かったと思う」と振り返る。

 「こんなご時世だけど、こんなご時世だからこそ、今年は地域での祝いの場を多く企画していきたい。地域に目が向いた好機とも捉えられる。新成人のお祝い撮影については今後も個別依頼も受け付けているので、ご連絡いただければ」と呼び掛ける。

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