竜の子プロダクション(タツノコプロ)(国分寺市南町3)とDeNA(ディー・エヌ・エー)(渋谷区)が7月から、インターネット・モバイルコンテンツ事業で協業を始めた。
今回の協業は、タツノコプロが保有するアニメコンテンツを活用したソーシャルネットワークゲームなどを、DeNAのソーシャルネットワークサービス「Mobage(モバゲー)」で展開するもの。「モバゲーの集客力とサービス運営ノウハウを借りて、タツノコプロのアニメの既存ファン層に対する呼び起こしと新起ファン層の獲得を目指すのが目的」と話すのはタツノコプロの長尾さん。「当社は、来年迎える創立50周年に向けて今年を『プレ・イヤー』とし、当事業を50周年の大型企画の一環として位置付けている」とも。
7月8日からは、モバゲー内に特設ページ「タツノコプロ×mobage」を設置。タツノコプロのタイトルを活用したソーシャルゲームのほか、アバター、デコメなどのコンテンツを提供している。同22日には、タツノコプロのキャラクターが勢ぞろいする「タツノコオールスターズ URTIMATE CARD BATTLE」の提供も開始。「新しい価値観で往年のタツノコキャラが登場するカードバトルゲーム。全て本ゲーム用に描き下ろしたもので、原作テレビアニメにリアルタイムで触れた年代の方はもちろん、若年層にも親しみやすい内容になっている」という。同29日には、クッキングシミュレーションゲーム「アクビガール ~魔法のレシピ~」のサービスも始めた。
今後、9月~10月にかけて「科学忍者隊ガッチャマン」「タイムボカン」「マッハGoGoGo」などのキャラクター、世界観を使ったソーシャルゲームが次々と提供される予定。「リアルタイムでタツノコアニメに触れていない10~20代の若年層にもキャラクターを知っていただき、アニメに親しみをもってもらえれば」と長尾さん。