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立川で被災地の図書館に絵本を届けるプロジェクト-市内図書館と書店が協力

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 オリオン書房(立川市柴崎町3)は現在、立川市図書館(曙町2)が主催する「絵本を届けよう! 」プロジェクトに協力している。

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 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた「石巻市図書館」へ絵本を届けようという同プロジェクト。石巻市図書館は津波により分館2館が流されたため、その分館の地域へ自動車で図書館巡回を予定しているが、そのために新しい児童書が必要になっているという。その要請に応じて、立川書籍商協同組合の協力の下、同プロジェクトを立ち上げた。

 趣旨に賛同した人は、立川市図書館の指定する「基本図書厳選60タイトル」から選んだいずれかの絵本を購入し、同館へ持参することで参加可能。1タイトルあたり20冊を募集している。集めた絵本は来年の1月以降、石巻市図書館へ届ける予定。同プロジェクトで購入した絵本の売り上げの一部は立川市書籍商協同組合を通じ、石巻市図書館へ寄贈する絵本の購入費に充てる。

 11月8日時点で計257冊が図書館に寄せられたという。同社が展開する市内の5店舗のうちノルテ店の熊谷さんは「被災地の子どもたちにその絵本とメッセージを届けて笑顔になってもらいたいという気持ちから始まったプロジェクト。被災地の子どもたちのために何かできないかと考えている方にぜひご協力いただければ」と話す。

 収集状況は随時同プロジェクトの特設ブログで確認できる。11月30日まで。

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