ゼンリン（北九州市）は11月1日、防災ブック「わが家の防災ガイド＆マップ 2011 東京都立川市」を発行した。

　同書は、立川市の地図と、地域の災害・防災情報を一冊で網羅。「震災以降、被災地以外でも防災意識が高まっている。特に、立川市は広域防災基地に指定されている一方で、立川断層帯に対する不安を抱えている住民も多いことから、全国の他のエリアに先駆けて立川市版を発行することにした」と同社IR・広報部の作下さん。

　同書には立川市が定める避難所を記載した立川市内全域の2000分の1地図を収録。自宅・職場を中心に、避難ルートの書き込みや危険箇所・公衆トイレなどのシールを貼ることで、オリジナルの防災マップを作成できる。また、地震・津波・台風等による災害時の心構え、立川市の災害特性や災害・防災情報等の問い合わせ先、家の中の安全点検などの家庭の防災情報も掲載。「発売を開始して数週間だが、ご年配の方を中心に購入していただいている」という。

　価格は1,995円。立川市内の書店のほか、ゼンリンオンラインショップで販売中。