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「料理して妻を待つ~中村研一と日常のモティーフ~」-小金井で作品展

伴侶へ向ける愛情が感じられる作品群を紹介

伴侶へ向ける愛情が感じられる作品群を紹介

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 中村研一記念はけの森美術館(小金井市中町1、TEL 042-384-9800)で現在、所蔵作品展 「料理して妻を待つ~中村研一と日常のモティーフ~」が開催されている。

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 中村研一さんは、大正から昭和にかけて帝展や日展などを中心に次々と作品を発表し、近代洋画壇の重鎮として活躍した洋画家。同館は1989年に個人美術館として開館したが、2004年小金井市へ寄贈。改修などを経て2006年春にあらためて開館した。年4回程度の展示替えを行い、中村研一の作品を紹介する所蔵作品展のほか、同館企画による特別展を年1~2回開く。

 中村研一が生涯最も多く描いたモデルは富子夫人。同展では、伴侶へ向ける愛情が感じられる作品群や、夫婦を取材した当時の記事や写真資料なども併せて紹介。晩年の日記に「夕方久々に料理をして妻を待つ」と書くほど、若いころから台所に立つことを好み、料理エッセーやレシピなども手掛けたことから料理愛好家としての一面を特集した展示も行う。

 同館担当者は「今回展示する当時の絵手紙『室内図(居室兼茶ノ間兼画室兼書斎図)』には2人の相合い傘が描かれ、画中にも夫人を描いた絵が何枚もかかっている。日展、近代洋画壇の重鎮というより、愛妻家で家庭的な親しみやすい中村研一という視点から、より多くの方に楽しんでもらえれば」と話す。

 関連企画として5月6日、「『けんぼしゃん』とあそぼう!『クラフトでラブラブ&ハッピー大作戦』」も開催。対象は小学生以上(幼児は親子で参加可、小学 4年以下は保護者同伴)で、定員10人。参加無料。

 開館時間は10時~17時。月曜定休(4月30日は開館、5月1日は休館)。観覧料は、大人=200円、小中学生=100円。5月13日は無料観覧日。5月20日まで。

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