国立の洋菓子店「マロニエ」(国立市東2)が現在、「くにたち 淑女会」とコラボレーションしたケーキ「プリンセスローズ」を夏季限定販売している。
同会は今年6月に設立。雑貨屋「ハートカンパニー」(国立市東1)などを経営するJ-company社長の上野潤子さんが代表、国立市在住の女優・石井めぐみさんが副代表を務める、国立や周辺に在住・在勤の40歳以上の女性の会。事務局や会員からの紹介を受け入会する会員制で、現在の会員数は70人を超える。「いつまでも若々しく美しく」をモットーに、健康、ダイエット、美に関する講座や、料理教室、女性のためのビジネスサポート講座などを企画運営するほか、国立市内の店やレストランとコラボ商品を開発し地元国立を盛り上げる。「オーバー40のすてきな『淑女』たちが、年齢を超えて夢をかなえるために活動する場を提供したいと思った」と上野さん。
プリンセスローズは、「少しだけカロリーの低い甘いものを作ってほしい」という同会からのリクエストがきっかけで開発がスタート。「ヘルシー・健康をテーマに、アッパークラスの女性をイメージした。味はもちろん、材料や見た目にもこだわった」とマロニエの大石修社長。「淑女」50人が集まって試食会を行うなど、何度も試作を重ね商品化にこぎ着けた。
商品は、美女が集まる「淑女会」のイメージに合わせ、楊貴妃が好んだといわれるライチでブランマンジェを作った。寒天のジュレでカロリーを抑え、味や香りには蜂蜜やバラを加えることで「淑女」をイメージ。整腸作用があるとされる海藻から抽出したアルギン酸は、「キラキラときれいな天然の色とプチプチした触感を生かし」海藻ビーズとしてケーキの飾りに使った。
「発売以来好評で、毎日コンスタントに売れている」と大石さん。「のど越しが良く、夏にぴったりのケーキ。何層にもなった複雑な味を、ぜひゆっくり味わっていただければ」とも。
価格は368円。国立市内の「マロニエ」3店舗(本店、国立北口店、谷保駅前店)で販売。各店1日20個限定。