国立・谷保で地元児童らが「こどもcafe」-企画・運営から調理まで

ワークショップの様子

ワークショップの様子

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 国立・谷保の旧家跡「やぼろじ」(国立市谷保)で9月2日、子どもたちが企画運営する1日限定の「こどもcafe」が開かれる。

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 「やぼろじガーデンパーティー」の中で実施される同企画。「子どもがカフェを全部やったら面白いじゃないか、と思ったのがスタート」と話すのは首都大学東京准教授の饗庭伸さん。饗庭さんは「やぼろじ」の企画と実現に関わっており、「やぼろじには、建築家、大工、デザイナー、カフェ、農業とさまざまなプロがいる。彼らの力を借りればできるのではないかと思った」という。

 4月から、小学4年生から中学2年生まで20人の子どもたちがワークショップを重ね、カフェの空間や内装、改修、メニューやチラシ作りなどを検討してきた。「子どもたちは次第に仲良くなり、密度の高い共同作業を行うことによって、目的意識がはっきりしてきた」という。

 カフェで提供するのは、子どもたちが考えたメニューのうち試食で評判がよかった、「スライスポテトエッグ、ざら茶の寒天ゼリー、トマトのブルスケッタ、サラダのワンプレート」1種類。無料で提供し、気に入ったら500円のカンパをもらうかたちをとる。「原材料費を回収するためのカンパ。(正式な)店ではないので、売り上げを得ることはない」と饗庭さん。

 今回が5回目となる「やぼろじガーデンパーティー」は、「子ども」をテーマに開催。当日は、同カフェのほかに、小さな子どもも楽しめるように低い設計をした「流しそうめん」、隠された宝を探し出し、それで楽器を作る「やぼろじ宝探し」、家具職人と一緒に椅子を作る「こども木工教室」などを予定している。

 開催時間は10時~16時。

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