国分寺労政会館(国分寺市南町3)で2月23日、「就職・進学に踏み出せないわが子を次のステップへ」と題したセミナーが開かれる。
ニートと呼ばれる状態の若者は内閣府の統計で約86万人おり、その背景は多様。教育段階で不登校や中退などの困難を経験した若者は、その後そうしたつまずきが大きな壁となり、社会参加がなかなかできずにニート状態になりやすいといわれている。そうした若者は一人で立ち直ることが難しく、再チャレンジするための支援が必要。
同セミナーは、「働く」に困難を抱える若者の就労支援に取り組むNPO法人「育て上げ」ネットと、中退・不登校・引きこもりがある若者の進学支援に取り組むNPO法人「キズキ」が共同で開く。
内容は、セミナー「わが子のために保護者ができること」、就職・進学へ向けた支援プログラムの紹介。不登校・中退から就労訓練を経て働き始めた若者、高校卒業後ニート状態から就労訓練を経て働き始めた若者、不登校経験者で現在は進学を目指す若者の支援をしている講師の「どのようにして就職・進学を果たしたか」の経験談とパネルディスカッションなど。
参加対象は「就職・進学に踏み出せない子をもつ保護者」。開催時間は10時~12時。定員30人(事前申し込み制)。参加無料。申し込みは「育て上げ」ネット事務局(TEL042-527-6051)で受け付ける。