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「牡鹿半島を支援する会」がボランティア募集-ワカメ収穫手伝いツアーも

ボイル後のワカメの芯抜きを手伝うボランティアの皆さん

ボイル後のワカメの芯抜きを手伝うボランティアの皆さん

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 立川の市民団体「牡鹿半島を支援する会」は現在、宮城県牡鹿半島のワカメの収穫を手伝うボランティアを募集している。

 2011年7月に発起人10人により結成された同会。事務局長で現地支援担当の石見喜三郎さんは「東日本大震災後、4月・5月と宮城県石巻市などにがれき処理などのボランティアに行き、そこで『牡鹿半島の被害がひどい』と聞いた。リアス式海岸沿いの浜はカキやワカメの養殖が盛んなところだったが、津波で漁具や漁船、工場のほとんどが流されていた。しばらくは1人で支援活動をしていたが『1人では限界がある』と思い、仲間たちに声を掛け当会を結成することになった」と振り返る。

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 「震災後、国の支援が遅れる中、牡鹿半島では、半島の地理的なハンディキャップで支援が受けづらい現実に直面していた。各集落の人口が少なく、顔の見える支援が可能な事もあり、牡鹿半島の集落を支援することになった」という。

 同会ではこれまでに、同半島産ワカメの多摩地域での販売をはじめ、約250世帯へ餅や米、立川産の野菜などを届ける「お歳暮支援」、子どもたち200人への「お年玉プレゼント」などを実施。昨年のワカメの収穫時期には25人のボランティアが作業を手伝った。

 今回募集するのは、牡鹿半島の小淵浜で、繁忙期を迎えるワカメの収穫を手伝うボランティア。現地では、メカブを茎から削(そ)ぎ取る「ミミ削ぎ」や塩蔵したワカメの「籠入れ」など、陸上での軽・中作業を1日8時間程度手伝う。

 3月25日からは、2泊3日でワカメ収穫の手伝いと現地視察を兼ねたツアーを実施予定。現在、参加者の募集をしている。立川を出発し、松島や瑞厳寺を巡り、女川町の被災状況を視察した後、小淵浜でワカメの収穫を手伝う。費用は2万円で、定員は20人。申し込み締め切りは3月9日。

 「この機会に小淵浜の漁師さんを助け、自分の目で被災地の現状を見ていただけたら」と石見さん。

 ボランティアは、3月上旬~4月末日の期間中に2泊3日以上取り組める人を希望。交通費、宿泊費、食費は各自で負担(昼食は作業先で用意)。申し込み・問い合わせはメールか電話で岩見さんまで。詳細はホームページで確認できる。