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木と人のぬくもり引き出す癒やし絵作家、立川で「焼き絵」個展

Rockyさんの作品「誓願」

Rockyさんの作品「誓願」

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 国営昭和記念公園内の花みどり文化センター(立川市緑町)で8月14日から、焼き絵作家・ROCKY(本名:前田すぐる)さんの 「焼き絵個展」が開催される。

 「焼き絵」は、ウッドバーニングと呼ばれる技法で制作する絵画。はんだごてのように先端の金属が熱くなる「電熱ペン」で木材に焦げ目を付けて描く。Rockyさんは女の子や猫などをモチーフに、温かく穏やかな世界を「焼き絵」で表現している。

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 8回目の個展となる今回は「人間」がテーマ。Rockyさんは「着色のような『加える』技法とは異なり、焦がすことにより木が本来持っている色を『引き出す』という、世界でもあまり用いられていない珍しい技法を楽しんでほしい。何の変哲もない木に潜在している可能性を感じていただければ」と話す。

 Rockyさんは高校時代を立川市の昭和第一学園で過ごした。在校時は「ビーバップハイスクール」などと呼ばれる「学校が荒れていた」時代だったという。

 「当時、生活指導員だった熱血先生が、例外なく荒れていた私や仲間を更正させようと孤軍奮闘してくださった」とRockyさん。今年7月に同校を訪れた際には「生徒たちが礼儀正しくあいさつをし、向学心がにじみ出る学び舎(や)に生まれ変わっていた」。現在工事中の新校舎にRockyさんの焼き絵を飾る計画もあるという。

 「当時の美術の成績は『2』だったが、絵を描く仕事に就くことができた。30年の時を経て学校に恩返しができるのではないか」と話す。

 「一人が『ハッピー』を感じることが、自分の『ハッピー』であり、その積み重ねが人々の『ハッピー』となると信じている。利己より利他の方が無限に楽しい。私の持ち味を生かし、利他の仕事をすることが使命。それが『焼き絵』を描くことであり、偶然ではなく必然のライフワークだと思っている」

 開催時間は、8月14日=11時~16時30分、15~17日=9時30分~16時30分、18日=9時30分~15時。入場無料。18日まで。