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国立で映画「ハンナのかばん」上映会-原作の訳者・石岡史子さん講演も

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 国立音楽大学附属中学校・高等学校講堂(国立市西2)で11月17日、映画「ハンナのかばん」の上映会が開催される。主催は国立音楽大学附属高等学校同窓会事務局。

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 同作品は、2000年にアウシュビッツ博物館からNPO法人「ホロコースト教育資料センター(愛称Kokoro)」(新宿区)が借り受けたかばんをきっかけに、ホロコーストで命を奪われた少女・ハンナの生き延びた兄・ジョージと日本の子どもたちが出会う感動の実話。4年の歳月をかけて、チェコ、ポーランド、カナダ、日本の4カ国の子どもたちがナレーターとして参加。日本での撮影には同団体のスタッフやボランティア活動を行っていた子どもたちも参加した。これまで世界75の映画祭で上映されている。

 「当高校合唱部は海外演奏旅行でアウシュビッツを訪れ、その縁から、2010年にアウシュビッツ公式ガイド・中谷剛さんに講演をしていただいたことがある。Kokoro主催の講演会に伺った際、中谷さんの講演会に、Kokoro代表で、児童書『ハンナのかばん』(ポプラ社)の訳者で作中人物でもある石岡史子さんも来られていたことからお付き合いが始まり、今回の上映会開催へとつながった」と話すのは、同同窓会理事の宮下ゆかりさん。

 「私たち一人一人が他人の痛みを想像し、苦しみを理解し共有できる力を身に付け、他者への思いやりを忘れず行動できる心優しい人であり続ければ、いじめや差別による争いの芽を摘むだけではなく、平和をも築くことができる、という未来への希望がたくさんつまった映画だと思う。内容を理解するのに、小学校5年生以上の方がいいのではという石岡さんからのお話もあるが、小学校5年生以上でないと駄目という訳ではない。子どもからお年寄りまで、多くの方にご来場いただければ」

 開催時間は10時30分~12時30分。本編上映後には、石岡さんの講演も予定。定員は500人で、入場料は1,000円。チケット購入方法など詳細はホームページで確認できる。

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