JR東日本(渋谷区)は12月22日18時半ごろから23日初電までの間、矢野口~府中本町間の上り線切換工事を行う。
工事は東京都と同社が南武線、稲田堤~府中本町間で進めている連続立体交差事業の一環として行われる。1期区間(稲田堤-矢野口間)については2005年10月に高架化され、8カ所の踏切が廃止された。現在、2期区間(矢野口-府中本町間)の工事を行っており、下り線については、2011 年12 月に高架化された。今回の工事で7カ所の踏切が廃止され、事業区間15カ所の踏切が全て廃止されることになる。
工事時間帯は22日18時30分ごろ~終電までで、23日は始発から全区間、通常通り運転を行う。工事時間中は登戸~立川間の列車が大幅に運休となる。川崎~登戸間は折り返し運転を行い、ほぼ通常通りの運転を予定。登戸~矢野口間と府中本町~立川間では、それぞれ折り返し運転を行い、列車の本数は大幅に少なくなる。
矢野口~府中本町間では全ての列車を運休し、矢野口~分倍河原間でバス代行輸送を行う。所要時間は、矢野口~分倍河原間で約45 分を予定しており、道路状況や乗り換え時間などにより、さらに時間がかかる場合もあるという。
東急電鉄、小田急電鉄、京王電鉄と多摩都市モノレールへの振り替え乗車も実施する。事前に利用区間の乗車券類の購入が必要で、SuicaカードなどのICカードのチャージ部分では、バス代行や振り替え乗車は利用できない。
JR東日本八王子支社(八王子市)広報課担当者は「工事時間帯は列車が運休したり運転本数が少なくなる。工事時間帯を避けて利用いただくか、他の交通機関への振り替え乗車を利用いただければ。大変迷惑をおかけするが、ご理解とご協力を」と呼び掛ける。
この工事で、下りは約9000人、上りは約1万1000人の足に影響が出る見込み。当日の天候などやむを得ない事情により実施できない場合は、2014年1月25日~26日に延期する。