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立川高島屋にパンで作った浮世絵-製菓学校学園祭で技披露

パンで創作した葛飾北斎の「 凱風快晴」(左)と 「山下白雨」(右)

パンで創作した葛飾北斎の「 凱風快晴」(左)と 「山下白雨」(右)

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 立川高島屋(立川市曙町2)で1月29日、国際製菓専門学校(曙町1)の学生たちによる作品展示とシュガーアートやあめ細工などのデモンストレーションが始まった。

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 同会場は同校の「第25回立川お菓子とパンの学校の学園祭」の第2会場になっており、同店での開催は10年目。

 1階正面に展示しているのは、製パン専科の学生21人がパンで創作した葛飾北斎の「富嶽三十六景」から「凱風快晴」と 「山下白雨」を模した作品。昨年、世界文化遺産となった富士山を「和の世界で表現したい」との思いからテーマに設定。2つの作品で富士山の「静」と「動」を表現した。

 浮世絵独特の色使い、特にグラデーションの部分にこだわったという同作品。「白などの淡い色は焼きすぎると濃い色になってしまい、加減が難しかった。100種類以上の色のピースを作り、グラデーションを出した」と同校製パン専科の伊藤有美さん。「凱風快晴」には約3万ピース、「山下白雨」には約4万ピースのパンを使った。

 期間中は、シュガーアートやマジパンの作品展示も行われるほか、バタークリームを使ったケーキデコレーションや、マジパン細工、あめ細工などのデモンストレーションも実施。学生たちの繊細な技を披露する。

 2月1日・2日には、学生が製造した和菓子・洋菓子・パンなどの「創作スイーツ」を学生自ら販売する。ストロベリーロール(1,200円)、タルトアプリコット(1,500円)、芋羊かん(250円)、ラスク(150円)など。

 製パン教授の川崎一文さんは「お菓子やパンが好きな方はもちろん、ご家族でもお楽しみいただけると思う。年に一度の学園祭にぜひ来場いただければ」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~19時。2月2日まで。

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