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「牛乳を注ぐ女」をパンで表現-立川高島屋で製菓学校生の作品展示

新聞紙4~5枚分ほどの大きさでフェルメールの「牛乳を注ぐ女」を表現

新聞紙4~5枚分ほどの大きさでフェルメールの「牛乳を注ぐ女」を表現

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フェルメールの代表作「牛乳を注ぐ女」をパンで表現した国際製菓専門学校(曙町1)の学生による作品の展示が2月1日、立川高島屋(立川市曙町2)で始まった。

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 同校「学園祭・KOKUSAI立川菓子祭2012」の第2会場として展示する同作品。今回で8回目となる展示は、毎年製パン専科の学生が手掛ける。「製パン専科の学生17人が手掛けた。昨年10月下旬から図案を考案し始め、12月中旬から製作に取りかかったと聞いている」と同店広報担当の宮田さん。

「これまではミレーの『落穂拾い』、枯れ山水の『石庭』などをパンで表現し、一昨年は『雷神』、昨年は『龍虎』を展示した。テーマ設定から製作まで『先輩の作品を超えたい』という学生たちの思いが詰まっており、毎年その迫力と繊細さに多くのお客さまから好評を得ている」という。

 今年のテーマは「牛乳を注ぐ女」。フェルメールブルーと呼ばれる鮮やかな青で表現された絵に学生たちが魅了されたのと、絵の中に学生たちが日々勉強しているパンが描かれていたことが選定の理由だという。今回初めて、平面画と立体作品の組み合わせにも挑戦している。

 期間中、シュガーアートグループ作品14点、マジパン作品20点などの学生作品も展示するほか、デモンストレーションも連日実施。4日・5日には、生徒が作った手作り和洋菓子、パンの即売会も行う。

「学生たちにとっては通常接する機会の少ない百貨店のお客さまの反応や評価などに直接触れる貴重な体験の場。毎年学生からも好評を得ている」と宮田さん。「学生たちの力作を見に、ぜひ多くの方に足を運んでいただければ」とも。

 営業時間は10時~17時。今月5日まで。

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