小平市中央公民館(小平市小川町2、TEL 042-341-0861)で3月11日から、「忘れない3.11展~こだいらの被災地支援と防災の取り組み」が開かれる。
市内21団体が合同で行う同展。「東日本大震災では、多くの人や動物、財産や思い出、あらゆるものが犠牲となった。3年が経過した今、人々の震災への思いや教訓も薄れ始めているかもしれない」と同公民館の川口さん。「しかしこの間、市内ではさまざまな団体や個人、多くの人が強い思いに駆られアクションを起こし、継続した被災地支援活動や防災活動が行われてきた。被災地の方々のことを忘れないために、今後の小平の防災を考えていくきっかけとして」企画した。
期間中、被災地の避難所で実施され効果のあった心と体の緊張をほぐす「タッピングタッチ」の体験(11日、16日)や、小平消防署による初期消火や救助器具の取り扱い訓練(15日)などを実施。石巻で被災し現在は小平在住の渡邊恵子さんによる座談会では、「被災者代表としてではなく、個人の体験」を3人程度の人数で顔を合わせて聞くことができる(15日、16日)。そのほか、展示やDVDの上映などにより、被災地の現状や支援活動、防災活動の報告や紹介などが行われる。
「参加団体が『3.11を忘れない』という共通の思いを込めて展示会を行う。被災地の方々へ思いを寄せる機会、被災地支援と防災の大切さを学ぶ機会になれば」と川口さんは期待を寄せる。
開催時間は9時~22時(初日は13時から。最終日は18時まで)。入場無料。3月16日まで。