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立川「牡鹿半島を支援する会」がボランティアツアー、ワカメ収穫の手伝い

ワカメの「ミミ削ぎ」を手伝うボランティアの皆さん

ワカメの「ミミ削ぎ」を手伝うボランティアの皆さん

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 立川の市民団体「牡鹿半島を支援する会」は現在、宮城県牡鹿半島のワカメの収穫を手伝うボランティアバスツアーの参加者を募集している。

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 2011年7月の結成以来、牡鹿半島の集落の支援を続けている同会。イベントや協力店の店頭などでの同半島産ワカメの販売や、同集落約250世帯へ餅や米、立川産の野菜などを届ける「お歳暮支援」、子どもたち約200人への「お年玉プレゼント」などの活動は、昨年で3回目となった。昨年行ったワカメの収穫を手伝うボランティアのバスツアーには34人が参加。バスツアー以外の個人や小グループでの参加を合わせると208人が作業を手伝った。

 「牡鹿半島は漁業で生計を立てている。震災から3年近くたち、漁師の方たちに活気が出てきているが、現地は人手不足で大変困っている。現地からの要請に加え、昨年のバスツアー参加者から好評だったこと、そして被災地の現状を多くの方に知ってもらいたいとの思いから、このツアーを企画した」と同会事務局長で現地支援担当の石見喜三郎さん。

 現在、募集しているのは、牡鹿半島の小淵浜で繁忙期を迎えるワカメの収穫を手伝うボランティア。現地では、ワカメの収穫作業をはじめ、メカブを茎から削(そ)ぎ取る「ミミ削ぎ」や塩蔵したワカメの「籠入れ」など、陸上での軽・中作業を手伝う。

 バスツアーの日程は、1回目=3月12日~、2回目=3月26日~、3回目=4月9日~、4回目=4月23日~で、各回とも2泊3日。立川をバスで7時に出発し、到着翌日と翌々日に小淵浜でワカメの収穫を手伝う。費用は2万円で、定員は25人。申し込み締め切りは、1・2回目は2月15日、3・4回目は3月15日。

 「ほとんどのボランティアが既に撤退している中、われわれの会が継続できているのは現地の方との絆を大切にしているからだと思う。高台移転、公営住宅の完成は早くても4~5年先だと思う。それまでは牡鹿半島支援を続けなければと考えている」と石見さん。

 申し込み・問い合わせはメールか電話で岩見さんまで。詳細はホームページで確認できる。

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