国立国語研究所(立川市緑町10)で7月19日、「ニホンゴ探検2014 1日研究員になろう」が開催される。
2011年から始まった同イベントは今年で4回目。昨年は、市内・多摩地域を中心に、248人が来場した。研究所を一般公開し、研究所の「1日研究員」として、「日本語」「ことば」の魅力と不思議に触れ、楽しみながら学べる。
主な対象は小学3年生~中学生。昨年の来場者(小学生)からは「私は漢字や日本語が大好きなので、また来たい。いろいろなことを学べてよかった」、「夏休みの宿題のために来たが、いろいろ楽しめて勉強になった」。20代の参加者からは「普段気づかない日本語の不思議やおもしろさについて考え、余裕を持って十分に見て回れるところがとても良かった」との感想が寄せられた。
同研究所管理部総務課の石川さんは「昨年はこれまでで最多の方に来場いただいた。子どもも大人も皆さま真剣な表情で各コーナーに参加・挑戦して、笑顔で楽しんでいただいていて、とても楽しく運営することができた」と振り返る。
同研究所の研究者による「ことばのミニ講義」では、ティモシー・バンス教授の「日本語の音を見る」(13時35分~14時5分)、宇佐美 洋 准教授の「『ことばの正しさ』ってなんだろう」(14時20分~14時50分)が開かれる(2階講堂・定員250人)。
「講演といってもただ話を聞くのではなく、体験しながら『日本語』『ことば』について学べるようになっている。昨年に引き続き行う『立川市歴史民俗資料館』の学芸員による『れきみんワークショップ』は言語だけではなく、歴史や文化についても楽しく触れることができる」と石川さん。
このほか、「付けるとうまく話せなくなるヘッドホン」などゲーム感覚で楽しめる「ことばの実験」、辞書引きの達人を目指す「辞書引きコーナー」、全問正解で賞品を進呈する「にほんごスタンプラリークイズ」を開催。「ことばシアター&ランチ」コーナーでは持ち込み飲食もできる。
石川さんは「楽しく体験しながら学べるプログラムをたくさん用意している。私たちはいつも何気なく『日本語』『ことば』を使っているが、そこにはいろいろな秘密が隠されている。ぜひ親子で遊びに来ていただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時30分~16時。参加無料。詳細はホームページで確認できる。