立川の柴崎図書館(立川市柴崎町2)が8月31日、市立第一小学校との複合施設として同敷地内に移転オープンする。
同施設には第一小学校、柴崎学習館、柴崎図書館、柴崎学童保育所が併設され、市内で初めての学校教育と社会教育の複合施設となる。異世代間交流を促し、学校と生涯学習活動の融合の場となる「学びの拠点」づくりを目指す。
立川市教育部図書館長の小宮山さんは「学校児童や保護者を意識し、『子どもたちが地域を学ぶ図書館』をコンセプトに取り組んでいく。地域の方々と児童が交流できる図書館として、安全面にも十分に配慮しながら、本を通じ世代を超えた出会いの場を目指す」と意欲を見せる。
旧校舎敷地内に学校と柴崎図書館、柴崎学童保育所が入った建物が建ち、その東側の通称「第二校庭」と呼ばれている敷地内に一小の体育館と柴崎学習館が入った建物が建つ。この2つの建物は道路上空3階部分の通路で結ばれる。柴崎図書館は、校舎棟1階南側に併設され、延べ床面積が357平方メートルとなり倍増。以前から要望の多かった閲覧スペースや児童コーナーなども充実し、新たにCDの所蔵も始める。
小宮山さんは図書館の印象について「受付カウンターの形が変わっているので、まず目を引く。フロアの真ん中に位置しサークル状なので、全体が見渡せる。また、学校図書室部分と併設しているので、土日などに学校図書室との間の仕切りを開放して、一体的に使うこともできる。全体的に白で統一され窓も非常に大きいので、とても明るい」と話す。
開館時間は10時~17時。月曜・第3木曜、年末年始、特別整理期間休館。