国営昭和記念公園（立川市緑町）のみどりの文化ゾーンで10月11日・12日、参加体験型スポーツイベント「スポーツ博覧会・東京2014」が開かれる。主催は東京都と東京都スポーツ文化事業団。

　昨年は駒沢オリンピック公園総合運動場（世田谷区）で開かれ2日間で約12万4500人が来場した。今年は1964（昭和39）年開催の東京オリンピック・パラリンピック50周年を記念して「多摩地区でもより多くの方々にさまざまなスポーツに触れていただくため」（担当者）初めて2会場で同時開催する。

　会場には参加者が自由に体験できるプログラムを用意する。高さ8mの人工壁を登る「スポーツクライミング」は3段階のレベルを設けて子どもから大人まで幅広く体験できる。「ジャンプアタック」はマジックテープのスーツを着用しトランポリンを使って壁にジャンプして、握力・背筋力・体前屈などの基礎体力も測定する。「バンジートランポリン」はゴムとトランポリンの反発力によって選手が跳ぶ5～7mのジャンプを体験する。

　ステージでは重量挙げの三宅ファミリー（義信さん、義行さん、宏実さん）が登場するプログラムやお笑いコンビ「ペナルティ」のワッキーさんやヒデさんらが出演するプログラム、「妖怪ウォッチ」のキャラクターショーなどを開催する。グランドフィナーレでは、ロンドンオリンピック・ボクシング金メダリストの村田諒太さんらをゲストに迎え、光り絵ライブペインティングなどの催しを行う。

　12日には、約1000人が2会場間の約32kmをウオーキングする「”つなぐ”ウォーク」を開催（申し込みは終了）。また「メモリアル・プレイス探訪」と題し、東京オリンピックゆかりの地を事前に撮影し、当日会場受付で提示することで2会場で先着計1000人に記念品を進呈する。

　東京都オリンピック・パラリンピック準備局スポーツ推進部の今野さんは「今年は初めての2会場同時開催で、今まで以上に皆さまに楽しんでいただけるプログラムになった。ぜひ多くのスポーツを体験していただければ」と来場を呼び掛ける。

　開催は11日=10時～17時、12日=9時15分～19時。入場無料。