立川のラーメン店「立川中華そば ととホンテン」(立川市曙町3、TEL 042-519-5529)は11月14日から、「立川らぁ麺団」の企画として「海老タンタンタン麺」の提供を期間限定で始めた。
「立川らぁ麺団」は、立川駅北口のラーメン店「煮干しらーめん 青樹」(高松町3)、「楽観」(曙町2)、「麺屋 はやぶさ」(同)、「立川中華そば ととホンテン」の4店舗で結成。テーマを決めて創作ラーメンを提供するコラボイベントを不定期で開いている。8回目となる今回は11月7日から、「タンタン麺」をテーマに「立川タンタン麺ラリー」を実施している。
「立川のラーメンといえば『コレ』と言われるような、名物になるものを作ってみたいと思ったのがきっかけ。千葉県勝浦市のご当地ラーメン『勝浦タンタンメン』も意識した」と話すのは、「立川中華そば ととホンテン」店主の高橋さん。今回のイベントでは、「肉餡(あん)」と「ピリ辛」の2つを条件にオリジナルのタンタン麺を創作することとし、各店10日間の期間限定、リレー形式で提供。4店舗制覇した客に一番気に入ったラーメンを選んで投票してもらい、「立川ご当地タンタン麺」を決める。
今月16日までとなる「煮干しらーめん 青樹」の「極濃豚骨煮干しタンタン麺」に続き、2店舗目となる同店。今回提供する「海老タンタンタン麺」(以上880円)は、ボタンエビ・車エビ・甘エビの3種のエビをミンチにした肉餡が特徴で、鶏と煮干しなどの魚介から抽出したWスープに自然湖天日塩、活(い)け貝エキスなどを加えた澄んだスープには、自家製のラー油と芝麻醤(チーマージャン)を合わせた特製「ラーマー醤」が浮かぶ。辛さは控えめで、海老肉餡の下に敷かれたキャベツのシャキシャキした食感も楽しめる。今月23日まで提供する。
3店舗目の「楽観」は今月21日~30日に「白味噌(みそ)タンタン麺」を、4店舗目の「麺屋 はやぶさ」は同28日~来月7日に「ベジポタンタン麺」(以上880円)を提供予定。同イベント終了後は、投票で1位になったラーメンをベースに4店の店主で「立川タンタン麺」を開発する。
「各店の個性が出たラーメンは、タンタン麺のイメージを覆すことができるのでは」と高橋さん。「ぜひコンプリートして、投票に参加していただければ。一緒に立川のタンタン麺を作りましょう」と呼び掛ける。
4店舗制覇すると、「立川タンタン麺」を500円で提供する会の参加権利か、各店共通のラーメン1杯無料券(750円以下)が進呈される。