東村山市の西武鉄道・久米川駅北口の駅前広場に11月30日、ミラーボールを使ったイルミネーションが点灯し、注目を集めている。
同駅前広場のイルミネーション点灯は今年が初めて。経済産業省の進める地域商店街活性化事業の一環として、久米川北口商店会が取り組む。同会会長の清水勝久さんは「イルミネーションが商店街活性化のための話題作りになれば」と話す。
同イルミネーションは、約6メートルの雪だるま型のツリーに30個のミラーボールをちりばめ、周囲に流木や植物をあしらった個性的なもの。ミラーボールを使い空間作品を創作するアート集団「ミラーボーラー」の手によるもので、同団体の船木傑(すぐる)さんは「雪のように見えるミラーボールの光の粒が商店街の入り口を照らす。久米川の方に喜ばれる存在になればと思い制作した」と話す。
清水さんは「4年前に駅前広場を整備しきれいになっているが、イルミネーションでさらに明るい雰囲気になったと思う。点灯以来、カップルをはじめ、子どもにせがまれて写真を撮っていく親子連れなど多くの方が立ち止まってイルミネーションを楽しんでくださっている」と話す。「派手なものが多い中、同駅前広場のイルミネーションは幻想的。このイルミネーションが思い出の1ページになれば」とも。
今月15日からは、同商店会の約50店舗を写真入りで紹介したガイドマップも用意。同商店会の店舗で入手できる。今後、東村山市役所や市内の銀行などにも順次設置していく予定という。「駅前には飲食店もある。ぜひデートコースに加えていただければ」と呼び掛ける。
「今後も駅前広場を活用して、地域の人が集まる仕掛けを考えていきたい。このようなイベントをきっかけに、地域全体がよくなっていけば。マンションができ、若い世代も増えてきた。子どもたちが住んでよかったと思える街にしていきたい」と意欲を見せる。
イルミネーション点灯時間は17時~24時。1月30日まで。