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国立で「ニッカ」ラベルの大高重治デザイン展-原画、ポスターなど150点

髭の「キング・オブ・ブレンダーズ」の原画

髭の「キング・オブ・ブレンダーズ」の原画

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 国立市のギャラリー「明窓浄机館(めいそうじょうきかん)」(国立市中2、TEL 042-576-0561)で現在、ニッカウヰスキーのラベルやポスターを手掛けたデザイナー、大高重治(おおたかしげじ)さん(1908~2002年)の作品を紹介する「大高重治 手書きデザイン展」が開催されている。

ニッカウヰスキー第1号のポスターの下描き

 大高さんは、ニッカウヰスキーの第1号のポスターを制作し、それ以後、創業者で、現在放映中のNHK連続テレビ小説「マッサン」の主人公のモデルの竹鶴政孝社長から信頼を得て、同ウヰスキーのラベル、パッケージ、瓶、ポスター、新聞広告などのデザインを一貫して手掛けてきた。図柄や文字はすべて手描き。絵は独学で学んだ。1952年からは国分寺市にアトリエと住居を構えた。

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 同展では1930年代から80年代の作品約150点を展示。ひげの王様を描いたラベルの原画やデッサン、広告用のアイデアをまとめたスケッチなど、下絵から完成するまでの過程がわかる内容になっている。また、大高さんをはじめ竹鶴社長やリタ夫人の写真も展示。ニッカ以外の仕事として、丸美屋の「のりたま」のパッケージや全音楽譜出版の「こどものバイエル」の表紙、宝酒造の「松竹梅」や、76歳の時に制作し、最後のデザインとなった焼酎「大和桜」のラベルなども紹介する。

 同ギャラリー館長の佐藤収一さんは、「今回、大高さんの長男の明さんが中学、高校の同級生だったこともあり、開催にこぎつけることができた。会期も、当初は昨年12月27日までとしていたが、『マッサン』の放映で、ニッカウヰスキーの登場が今年1月以降だということがわかり、延長。展示内容もニッカウヰスキー関連の作品や竹鶴社長に関する写真資料などを増やした」と話す。

 「手描きのすごみや味わい、職人技ともいえる重厚さが伝わってくる。今はパソコンの時代だが、こうした手間のかかる仕事を見ることで、個性やオリジナルメッセージの大切さを再確認する機会になれば」と来場を呼び掛ける。

 開館時間は10時~17時。日曜・祝日休館。入場料100円。2月21日まで。

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