たましんRISURUホール(立川市錦町3)で5月17日、立川市在住のジャズピアニスト・山下洋輔さんが「たちかわ交流大使」就任記念の無料ライブを開く。
山下さんは、1942年東京都生まれ。国立音楽大学に学び、現在は同大学の招へい教授を務める。1969年に山下洋輔トリオを結成し、フリーフォームのエネルギッシュな演奏でジャズ界に衝撃を与え、国内のみならず世界各国で演奏活動を展開してきた。
山下さんは、ピアノを心おきなくひくことのできる環境を求めて、30年ほど前から立川市に住んでいる。昨年11月に所蔵する絵画を立川市に寄贈し、市役所で開いたミニライブをきっかけに今年4月6日、「たちかわ交流大使」に任命された。
「にぎわいとやすらぎの交流都市」を目指す立川市では、地元の魅力を国内外に発信するため交流大使を新設。山下さんはその第1号となる。今後は、立川市の行政に対する助言や情報提供を行うほか、イベントなどにも参加協力するという。
清水庄平立川市長は「国内はもとより、世界に向けて立川の魅力を発信していただくと同時に、市内の小中学生や市民文化の向上に大きな力を発揮してほしい」と期待を寄せる。
山下さんは「立川市の持つ、長く、深く、そして今現在も発信中の全ジャンルの魅力的な文化すべてを応援したい」と話す。
5月17日に「第4回立川いったい音楽まつり後夜祭」として開く「山下洋輔ライブ」は事前申込制。抽選で1000人を無料招待する。応募締め切りは4月30日。問い合わせは市地域文化振興財団(TEL 042-526-1312)まで。