立川駅北口に完全菜食のビーガンカフェ 医食同源コンセプトに

完全菜食のカフェ「Seven Bells Cafe」

完全菜食のカフェ「Seven Bells Cafe」

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 立川駅北口に完全菜食のカフェ「Seven Bells Cafe」(立川市高松町3、TEL042‐521‐4568)がオープンしてから3カ月がたった。

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 オーナーは来日して20年になる台湾出身のソウ・ビレンさん。ソウさんは以前、立川駅のグランデュオに菜食の店を出店していたが、同店の中華街が閉鎖された後、海外と日本を行き来しながら台湾の菜食と日本料理のアレンジを研究してきた。台湾は信仰心が強く、動物を食べない菜食主義者が多いという。

 店舗面積は66平方メートル。37席をゆったりと配置した店内には、ソウさんの夫でニュージーランド出身の画家、グレゴリー・ワインダーさんの絵や様々な書籍が並ぶ。

 同店は医食同源をコンセプトとする完全菜食のVegan(ビーガン)。乳製品、蜂蜜などの動物性のものや、五葷(ごくん)と言われるニラ、ニンニク、ネギ、タマネギ、ラッキョウも使用しない。ダシはキャベツの芯やダイコン、ニンジンの皮、コンブなどで甘みとうま味を出すという。「動物性のものを取らないとパワーが出ないと思われるかもしれないが、私自身風邪もひかないし精神力も高まった。菜食の素晴らしさは私の体で証明できる」と菜食歴30年のソウさんは話す。

 ソウさんおすすめはチンジャオロース(950円)、湯葉の小魚風、湯葉のカモ風(以上650円)、食感が鶏肉に似たヤマブシタケを使ったチャーハン(950円)など。7品を楽しめるセブンベルズコース(1,700円)も。「大豆や湯葉で肉や魚に近い味と食感を再現しているので、菜食の初心者にも試してほしい」とソウさん。

 「ベジタリアンの店は少ない。体に良いメニューをそろえているので、ベジタリアンの方もそうでない方にもぜひ利用いただければ。ライブも予定しているので、体も心もゆったりとリラックスできる空間になれば」とも。

 営業時間は9時~22時。水曜定休

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