大國魂神社で全国151種類の日本酒を利き酒 「武蔵の國の酒祭り」

昨年の様子

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 東京都酒蔵組合(立川市錦町1)は9月12日、府中の大國魂神社(府中市宮町3)で日本各地の酒を集めた利き酒会「武蔵の國の酒祭り2015」を開催する。

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 大國魂神社の境内にある「松尾神社」は、1800(寛政12)年に武蔵国の醸造家が穀醸祖神である京都松尾大社より勧請(かんじょう)したもので、現在は1957(昭和32)年に東京都酒造組合が寄進した鞘堂(さやどう)に鎮座する。祭神が醸造の守護神とされることから、「醸造の守護神として歴史あるこの地で、地域と日本酒文化の高揚を図る」ことを目的に同酒祭りが企画された。

 2013年が台風で中止になったため、初めての開催となった昨年は、1000枚の前売り券が開催1週間前には完売。参加者からは「楽しかった」という声が聞かれたほか、50人余りの外国人の参加もあり、「全国の日本酒が利き酒できるだけでなく、神社という特別な場所で日本文化に触れることができた。貴重な体験に感謝している」などの感想が寄せられたという。

 今年は、北海道から沖縄まで全国47都道府県の日本酒を利き酒できる。東京都からは9蔵が参加するほか、広島県の三宅本店「大吟醸蔵香り」、福井県の黒龍酒造「吟醸酒黒龍いっちょらい」、沖縄県の泰石酒造「純米吟醸黎明」など151種類の日本酒が集結する予定。

 「地方のあまりメジャーではない蔵元の酒も多数出品する。ぜひ少量ずついろいろな味を楽しんでみてほしい」と同組合の玉木千代子さん。「神社境内を案内する神社ツアーや府中観光協会による模擬店など、祭りの雰囲気も堪能いただければ」と来場を呼び掛ける。

 同組合では、外国人に向けたPRにも力を入れる。「同イベントが地域と日本酒ファンの交流の場としてだけでなく、神社と日本酒の関わりを知ることで日本文化を理解いただく一助となれば」と期待を寄せる。

 開催時間は11時~16時。入場料は前売り券1,500円(先着1000人)、当日券1,800円(先着100人、1人2枚まで)。荒天の場合は13日に順延。

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