立川のギャラリー併設ヘアサロン＆カフェ「Galleria salone（ガレリアサローネ）」（立川市栄町4、TEL 042-537-9084）で現在、立川を中心とした多摩エリアで創作活動をする作家の合同ギャラリー展「Creators Weeks」が開かれている。

　同展のテーマは「衝動」。「創り手自身の衝動によって創られた作品の展示がコンセプト。大量生産時代に逆行し、一点一点が手仕事。手作りの体温を感じる作品を見て心動かされる体感を楽しんでいただきたい」と店主の関博弥さん。

　出展作家は5人。Sageさんはオルゴールの起源ともいわれる楽器「カリンバ」をオリジナルで創作。試奏もできる。ジョンさんは電源のいらない竹筒スピーカーを出展。丸助さんはマクラメアクセサリー、浴衣生地をリユースしたふんどし、帽子。森瑞季さんは機織り機で作成したマフラー、ストール、スヌード、阿山隆之さんは板絵やポストカードを出展。動物写真家の久田雅夫さんは天然記念物で説滅危惧種の「ツシマヤマネコ」の写真を展示する。「カフェスペース壁面に展示されているツシマヤマネコの特大写真パネルと、木の板に焼きゴテと色鉛筆で描かれた板絵の共存空間は必見」と関さん。

　11月22日には久田さんが「ツシマヤマネコ」について語るスライドトークセッションが行われる。開催時間は18時～。参加費は1,000円（予約優先）。

　「視覚、聴覚、触覚を刺激するここにしかない作品に出合える。目、耳、肌で触れて体感してほしい。カフェでは作品に囲まれてコーヒータイムを堪能いただければ」と関さんは来場を呼び掛ける。

　営業時間は11時～20時。火曜定休。入場無料。11月30日まで。