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立川高島屋のジュンク堂書店で小学生向けイベント 店内見学や本の棚入れ体験

文庫本コーナーで本の「棚入れ」を体験

文庫本コーナーで本の「棚入れ」を体験

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 2月26日にオープンを予定する「ジュンク堂書店 立川高島屋店」(立川市曙町2)で2月20日、地元小学生を招き、店内見学と開店準備作業を体験するイベントが開かれた。

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 普段は入ることができないオープン前の大型書店内の見学や、書店員の仕事体験を通して、本や書店に親しんでもらうことを目的とした同企画。オープンに向け準備が進む中、同店近隣の立川市立第二小学校の5、6年生20人を招いて開催した。

 当日は、同書店入り口で子どもたちが心待ちにする中、丸善ジュンク堂書店広報担当の工藤淳也さんと、同社で文庫・新書を10年担当するベテラン書店員・北山志歩さんが案内役として登場。店内見学からスタートした。

 北山さんの引率で店内に入ると、約3000平方メートルのフロアに本棚が整然と並ぶ様子に子どもたちは目を輝かせた。足元に積まれた段ボールに気を付けながら、子ども向けの低い本棚や机を用意した児童書コーナーをはじめ、店内で一番奥行きがある専門書のエリアでは1列に30本の本棚が並ぶ様子を見学。北山さんと工藤さんから、本を手に取ってもらう工夫や店内の説明を受けながら店内を巡った。

 文庫本コーナーでは、1人3冊ずつ本の「棚入れ」を体験。子どもたちは、北山さんからやり方を習った後、本の背表紙を何度も確認しながら、真剣な面持ちで本棚に本を入れていった。

 その後、工藤さんと北山さんが子どもたちからの質問を受け、オープン準備では50人余りのスタッフが約100万冊の本を2週間ほどで棚入れすることや、毎日約700冊の新刊が出るため毎日本の入れ替えを行っていることなどを解説。ジュンク堂書店の特徴を聞かれた際には、「広いだけでなく、あまり売れないがぜひ読んでほしい本や他では見られない珍しい本も置いてあることが自慢」と北山さんが力強く語る場面も。

 熱心に質問が寄せられる中、定刻となり、最後に北山さんが「お店がオープンしたら、ぜひいろいろな本を見てほしい」とあいさつ。工藤さんと一緒に笑顔で子どもたちを見送った。

 参加した児童からは、「空っぽの本棚や床に積まれた段ボールなど、準備中の珍しい光景を見られてよかった」(小学6年女児)、「本屋さんがこんなに大変な作業をしていると知ってびっくりした」(小学6年男児)、「本の棚入れがおもしろかった」(同)など、満足の声があちこちで聞かれた。

 営業時間は10時~21時。

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