一橋学園にペット共生型シェアハウス 入居者同士でペット相談も

ペットのための設備も整うシェアハウス

ペットのための設備も整うシェアハウス

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 一橋学園駅近くにペット可のシェアハウス「HOUSE-ZOO一橋学園」(小平市学園東町1)が完成した。

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 同物件の設計・施工を手掛けたのは一級建築士事務所のシーワン(渋谷区)。同社は2004年、自社ブランド「ペットと暮らす家HOUSE-ZOO」を立ち上げ、ペットと暮らす注文住宅の設計、施工を開始。2014年に既存住宅をシェアハウスに転用する法律が整備されたのを機に、空き家の利活用とペットと暮らせる賃貸住宅を供給することを目的とした「ペットと暮らすシェアハウス」の展開を始めた。グループ会社のHOUSE-ZOOが現在7軒のシェアハウスを運営・管理。同物件は8軒目で、犬猫両用としては4軒目の物件となる。

 「いわゆるペット可物件は、ペットを飼うことを認める物件であるものの、決してペット歓迎というわけではない。家賃や初期費用の高いものが多く、入居したくてもできない。ペット可物件の多くで許容されているのは小型犬1匹のみ。『ペットを飼いたいのに飼えない』という多くの声を受け、このプロジェクトを企画した」と話すのは同社社長の田中宗樹さん。

 「ペット共生型シェアハウスにすることで、初期費用と家賃を抑えることができる。各物件とも、広いリビング、大きなキッチン、足が伸ばせる大きなお風呂、臨場感あふれる大きなテレビ、食卓、ソファなども整えている。各部屋にもオートロックを設置してセキュリティー面にも配慮。ワンちゃんや猫ちゃんが滑りにくい床材や、爪研ぎしづらく消臭効果のある壁紙、猫ちゃん用のキャットウオークやステップ、脱走防止用の高いフェンス、ペット用バスなども完備した」とも。

 6月19日には内覧会イベントも開催。当日は、わんにゃん撮影会や獣医師による相談会、犬猫のためのマッサージやフリーマーケットなどの企画のほか、たこ焼きやドリンク、お菓子を無料で振る舞う。同物件の仲介を手掛け、同イベントも企画する東京猫不動産の藍智子さんは「犬猫連れ大歓迎。お祭りかホームパーティーに行くような気軽さで足を運んでほしい」と話す。

 「当物件はペットと暮らしていなくても入居ができる。『仕事が多忙でペットが飼えないけど、ペットのいる環境で暮らしたい』『これからペットを飼ってみたい』と考えている方も歓迎」と田中さん。「シェアハウス内での入居者向けのイベントも開き、楽しいシェアハウスライフを送れるよう、仲間作りやコミュニティー作りもバックアップする。入居者同士でペットの相談もでき、ペット同士も仲良しの友達ができて、ペットの新たな表情を発見できるはず」とも。

 開催時間は11時~17時。今後、8月に武蔵小金井に、10月に矢川に犬猫両用のシェアハウスを竣工予定。

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