昭島市の昭和公園陸上競技場（昭島市東町5）で10月1日、「クリケット祭2016」が開催される。

　クリケットは野球の原点といわれるバットとボールを使ったイギリス発祥のスポーツで、世界でサッカーに継ぐ競技人口があるといわれている。

　昭島市では、以前より公立中学生の交換留学先としてオーストラリアとの関係が深く、教育の場では同国の伝統的スポーツであるクリケットを学ぶ機会があった。それを基盤とし「クリケットのまち昭島プロジェクト」を立ち上げ、青少年の健全育成や市の活性化・国際化を目指しクリケットの普及活動を行っている。本年度からは市内公立小学校の体育授業に採用し、教育の場での普及活動も行っている。

　今年で2回目の同イベントは、「昭島＝クリケット」という認知と愛着を深めてもらうこと目的に開く。第1部は初心者でもなじみやすい簡易ゲームでチャレンジする大会を実施。市内の野球愛好家、小学校の教師、児童、家族、昭島観光まちづくり協会職員らがそれぞれチームを結成して参加する。第2部はジャパンカップ地域予選3位決定戦に当たる、社会人クラブによる公式戦を開催。本格的な試合観戦が楽しめる。

　同プロジェクトリーダーの宮地直実さんは「キッチンカーでのクレープとドリンク販売も用意するので、食べながら飲みながら、昭島で盛り上がっているクリケットの体験・観戦でスポーツの秋を堪能してみては」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は第1部＝9時～12時10分、第2部＝12時30分～14時35分。入場無料。