国立で忌野清志郎さんレコード「“いい音”Live」 光学式レコード再生機でアナログ盤再生

さいたま芸術劇場で今年4月、ピーター・バラカンさんと開いたレコードライブの様子

さいたま芸術劇場で今年4月、ピーター・バラカンさんと開いたレコードライブの様子

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 国立のダイニングバー「NO TRUNKS」(国立市中1)で5月5日、「忌野清志郎レコード “いい音” Live in 国立」が開かれる。

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 同イベントを開くのは光学式レコード再生機「レーザーターンテーブル」の販売などを手掛ける「エルプ」(埼玉県さいたま市)。各地のライブハウスやホールで、ロックやポップス、歌謡・演歌、ジャズ、クラシックなどの名盤レコードをレーザーターンテーブルで再生するレコードライブを展開している。

 同社企画担当の竹内孝幸さんは「レーザーターンテーブルは、アナログレコード盤に刻まれた音楽の記録をまるでマスターテープを再生するがごとく生々しく再生することから、音楽のタイムマシンだとアーティストや音楽制作に携わる方々からよく言われる。レコード盤に刻まれた豊富な音情報を、針以上にトレース力のあるレーザー光により再現することで、スピーカーから流れてくるサウンドは今ここにあるライブなサウンドとなり、アーティストたちがそこにいるような体感が生まれる。アナログレコードのレーザー再生でしか体感できない生々しい音楽体験ができることから、『”いい音”Live』と銘打っている」と話す。

 当日は、故・忌野清志郎さんが率いたロックバンド「RCサクセション」の1972(昭和47)年にリリースされた「初期のRCサクセション」から忌野さんが個人でリリースした2006年の「夢助」までのアナログレコードをレーザーターンテーブルで再生。「私たちに残した名曲の数々を現代によみがえらせる」という。

 「2006年に発表された忌野清志郎の最後のレコーディング作品『夢助』に収録されている『激しい雨』、未だに生き物のように鳴り響くこの歌が同イベントのきっかけ。誕生してから10年以上経過した今も、私たちのサウンドトラックのように聞こえるこの歌を、生々しく心・身に音を浴びるように清志郎音楽の愛好者に流したい、そして共有したいと思った」と竹内さん。

 「清志郎の音楽を愛する方はもちろん、まだ彼の音楽を知らない方やレコード音楽を聴いたことのない方にもぜひ体感して楽しんでいただきたい。清志郎音楽の素晴らしさ、アナログレコードの素晴らしさが必ず体感伝播すると思う。レコードを使ったライブにピンとこない人でも、一度体感すると驚き、病みつきになると思う」と来場を呼び掛ける。

 開場=14時30分、開演=15時。参加費1,600円(1ドリンク含む)。同社へメールで申し込む。

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