立川の柴崎学習館(立川市柴崎町2、TEL 042-524-2773)で9月5日から、「立川名画座通り映画祭」が開催される。
かつて立川駅南口にあった映画館「名画座」をしのんで開かれる同映画祭は、名画の上映と自主制作映画の祭典として2015年にスタート。昨年まで諏訪通り商店街振興組合が単独で開催してきたが、今年から同組合と立川市との共催で開く。
3年目となる今回は、9月5日から8日まで「名画の上映」と題し、「美空ひばりのたけくらべ」(6日)や、大林宣彦さんが監督した「青春デンデケデケデケ」(8日)など6本を上映(要事前申し込み)。
9月9日・10日には、自主制作の短編映画のコンペを開催する。87の公募作品の中から事前審査により選ばれた48作品を上映し、特別審査員や観客の票でグランプリをはじめ、特別賞や各部門優秀賞などを決定する。
招待作品として、9日に中島久枝監督の「うたうということ」、10日に楢崎茂彌監督の「立川初空襲の記録」、松本動監督の「ミックス」、下向拓生監督の「N.O.A」、陣野秀明監督の「あいぼう物語」を上映するほか、各監督のゲストトークも予定する。
「今年は去年の5倍近い87作品が全国から集まり、各地の映画祭で優秀な成績を収めた作品も多数出品された。『立川市部門』では、おなじみのスポットでの撮影シーン、歴史的に価値あるドキュメントが見どころ。スマホ作品やアニメなども楽しんでいただけると思う」と同映画祭実行委員長の中村能己さん。
「好きな作品を選ぶ楽しみを味わっていただけるよう観客賞も設けている。一票を入れにお越しいただければ」と来場を呼び掛ける。
上映時間は作品により異なる。入場無料。定員は、5日~8日は各30人で柴崎学習館まで電話で申し込む(申し込み順)。9日・10日は各200人(事前申し込み不要)。