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立川の国文学研究資料館で「伊勢物語」展 伊勢物語図屏風など約80点

立川の国文学研究資料館で「伊勢物語」展 伊勢物語図屏風など約80点

©国文学研究史料館蔵・伊勢物語絵巻・CC BY-SA

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 立川の大学共同利用機関法人人間文化研究機構「国文学研究資料館」(立川市緑町10)で現在、特別展示「伊勢物語のかがやき-鉄心斎文庫の世界-」が開かれている。

 同館は日本文学をはじめさまざまな分野の研究のため、国内各地の日本文学と関連資料を大規模に集積する総合研究機関。1972(昭和47)年に国によって創設され、1977(昭和52年)に閲覧サービスを始めた。2004年に法人化し、2008年に品川区から現在地に移転。日本文学関係資料として貴重書、特別コレクションをはじめ、マイクロフィルム約19万点、歴史関係資料として約52万点を所蔵する。閲覧室と展示室は来館者も利用でき、展示や講演会、シンポジウム、講習会などを企画する。

 伊勢物語は平安時代の歌物語で、主人公の元服から死までを恋愛を中心に短編風に描いた作品。鉄心斎文庫は、「三和テッキ」(品川区)の社長を務めた芦澤新二さんが夫人と共に40年をかけて収集した伊勢物語のコレクションで、芦澤さんの死後、2015年度に約1000点が同館に寄贈された。同館研究部准教授の小山順子さんは「日本文化を形成する基盤的作品として位置付けられる『伊勢物語』。これまでも当館では鉄心斎文庫から一部を借りて2005年に45点を展示、2010年に短冊展などを行ってきた。今回は寄贈後、進めてきた基幹研究の成果発信の一環として、伊勢物語図屏風など約80点を展示する本格的なお披露目となる」と話す。

 同展では、展示資料にタブレットやスマ―トフォンなどをかざすことで、高品質なデジタル画像や翻刻・現代語訳・解説などデジタル情報が表示されるAR(Augmented Reality)技術を使用したデジタル展示を行う。ARとは目の前の現実世界にデジタル情報を自然に提示する技術でエンターテイメントや広告で使われているが、古典作品への利用は初めての試みで「古典AR」と名付けたという。

 小山さんは「『伊勢物語』は古くから多くの人に愛され読まれてきた。今回の展示は、古写本をはじめ、図屏風や絵巻、かるたなどをご覧いただける。ぜひこの機会に足をお運びいただければ」と来場を呼び掛ける。12月7日には同館教員による展示資料の解説「ギャラリートーク」(事前申し込み不要)と古典AR体験会を行う。

 開室時間は10時~16時30分(入場は~16時)。休室日は日曜・祝日、11月22日。入場無料。12月16日まで。

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