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国分寺で在来種などの種と食テーマにしたイベント 全国の農家出店するマルシェも

前回のパーティーの様子

前回のパーティーの様子

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 国分寺の「カフェスロー」(国分寺市東元町2、TEL 042-401-8505)で2月25日、「たねと食のおいしい祭vol.5」が開かれる。

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 同イベントは、「たねの魅力、たねを守る人々の魅力を伝え、たねを守る文化を草の根から育ててゆくこと」を目指して2013年に始まり2年ぶりの開催となる。同実行委員の間宮俊賢さんは「ここでの『たね』とは『在来種・固定種・自家採種』と呼ばれる、人の手と思いを渡って守り継がれてきた野菜や穀物、その種子のこと。生産性や形状などの理由で流通しにくいが、味や姿など一般的な品種にはない個性があり、作物を育てた風土の感触を感じることができる」と話す。「ひっそりと姿を消しつつある『たね』も多くあり、一人でも多くの方にこうした野菜を食べていただき、その美しさやおいしさ、生産者の思いに触れていただくことが大切だと考えて、誰もが楽しめる『祭り』というコンセプトにした」とも。

 当日は全国の農家や飲食店など26店が出店を予定する「たねと食のおいしいマルシェ&フードコート」(12時~16時、入場無料)のほか、トークライブやワークショップ(要事前申し込み)を行う。「やってみよう。オクラとアスパラガスの種取り体験」(15時30分~)と、「幻の米さわのはな農家 高橋親子とつくるおいしい関係」(16時50分~)は現在、申し込みを受け付けている。出店者の食材を使った郷土料理メニューを提供するアフターパーティー(18時~20時30分、1ドリンク2フード付き、参加費2,000円)も。

 間宮さんは「どの方もイベントの趣旨に共感し、それぞれのアプローチで種の楽しさや豊かさを表現することにチャレンジしてくださっている。回を重ねる中で地域の方やカフェのお客さまにも少しずつ定着し、毎回楽しみにしてくださっている方が増えた。運営面も国分寺の仲間たちに支えてもらい、地域と一体になってつくっていけることが本当にうれしい」と話す。

 「遠方からお越しくださる農家さんも多く、来場者とのコミュニケーションを心から楽しみにしている。そのことをぜひ知っていただきたい。農家さんにとっては直接声を聞けることが大きな励みになり、種を守る活力になるので、ぜひ遊びに来ていただければ」と呼び掛ける。

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