JR青梅線中神駅前に7月6日、コミュニティーワーキングスペース「Union A」(昭島市朝日町1、TEL 042-519-1234)がオープンする。運営は「くじら家守舎」 (同)。
同施設は地元の交流の場「コミュニティー」とさまざまな分野で活動する入居者の「ワーキングスペース」機能を融合したスペース。住宅・オフィス・公共空間のリノベーションなどを手掛ける設計事務所「オープン・エー」(中央区)が設計した。くじら家守舎は、建設およびリノベーション事業を展開する「スプリームハウス 建築工房」代表の川口展満さんが発起人となって設立された「まちづくり」会社。
川口さんは「既にあるものやことを再発見して、それを新しい価値や発想に転換して持続的にまちづくりを進めようという考え方『リノベーションまちづくり』に触れ活動することで、昭島の特徴の数々や魅力的な活動、素晴らしい技術を発見した。しかし、独立した動きにとどまりポテンシャルを生かしきれていないと感じたことなどから、昭島とその周辺地域で活動する人々が新たな形で協働できるような、これからの昭島のまちづくりの拠点になる場所を作ろうと考えた」と話す「Union A」の「A」は「AKISHIMA」の頭文字を取った。
面積は126平方メートルで、16席(5席登録済み)のワーキングスペースと「近隣の子連れや幅広い層の集まる場」としての活用を想定する8~10人用のカンファレンスルーム(約10平方メートル、1時間500円)が入る。利用料金は月4万5,000円。フリーWi-Fi、バーカウンター、キッチン、プリンターなどを備える。対象は「昭島のまちづくり」に賛同し、共に活動できる人。間仕切りやデスクなどの大部分に多摩産材を使い、オリジナルの家具も配置。地域皆で作り上げていく場所だと感じられるように心掛け、市民が参加するペンキ塗りなど内装のワークショップも行ったという。
オープン当日には、「官民連携まちづくり」をテーマに、オープン・エー代表で「R不動産」ディレクターの馬場正尊さんと川口さんによるトークイベントを開催する(参加費2,000円、要事前申し込み)。
川口さんは「今後も、子どもからお年寄りまで幅広い層が参加できるワークショップやイベントを開く予定。ワーキングスペース利用者の方も、ワークショップの主催や講師としてコミュニティーと関わっていくことで『昭島らしいまちづくり』を目指す」と話す。
営業時間は8時~20時。