立川の「たちかわ創造舎」(立川市富士見町6)で7月27日・28日、演劇イベント「真夏のたちかわ怪奇クラブ2018」が開かれる。主催は同シェアオフィスメンバー「すこやかクラブ」。
主宰のうえもとしほさんと5人のパフォーマーがダンスや歌、演劇などの要素を織り交ぜた舞台作品を創作し、イベントやワークショップを行う同団体。同公演の演出も手掛けるうえもとさんは「地域に住む方々に当団体を知っていただき、演劇を通して交流を深めていきたいと思ったのが開催を決めたきっかけ」と振り返る。同イベントは2016年に始まり今回で3回目となる。
うえもとさんは「親子連れの方も多く参加し少しずつ地元の方々にもイベントが認知されていると感じ、それが励みになっている。小学校の校舎という特殊な空間で通常の演劇公演とは違った形の公演を行うことは私たちにとっても学ぶところが多く、長く続けていきたい」と話す。
当日は出演俳優のガイドによるツアー形式でパフォーマンスを鑑賞し、最後は屋上でオリジナルの盆踊りを踊る。上演は27日19時~、28日14時30分~、18時~の3回で、定員は各回60人。「今回、一番の見どころ」とうえもとさんが話すのは、アートユニットチーム「コネルテ」による職員室の美術装飾。海をイメージした空間で女幽霊たちが歌や踊りを披露する。ほかに、校長と保健室講師の恋をテーマにしたものや「スカートめくりの望みを果たせずに死んだ小学生の地縛霊たち」など、学校や幽霊にちなんだパフォーマンスを披露する。
「真夏の学校でしか体験できないような特別な演劇体験ができる催し。大人たちが全力で繰り広げる馬鹿馬鹿しくもハイパーなパフォーマンスに元気をもらえるはず。ぜひ見に来ていただければ」と呼び掛ける。
入場料は、一般=1,500円(当日1,800円)、立川市在住・在勤=1,000円(同1,300円)、中学生以下300円(同500円)、未就学児無料。