立川駅南口の駅前周辺で12月2日、「第7回 見る・知る・感じる・体験する 市民のための体験型防災フェア」が開催される。主催は立川南口商店街振興組合。
同フェアは東日本大震災をきっかけに2012年から毎年開催され、昨年はおよそ2万人が参加した。多摩モノレール南駅下のプロムナード、立川南口臨時駐輪場、南口交番横駐車場が会場となり、さまざまなイベントが開かれる。
今年は大規模消防演習や警察救助演習をはじめ、ドローン演習、自衛隊による炊き出し実演などが行われる。自動体外式除細動器(AED)体験や煙室体験、水消火器訓練、警察・消防の展示、各種防犯グッズの紹介など、いざという時に役立つプログラムを実施。緊急車両の展示や子ども制服体験、子育てママブースなど家族で楽しめる企画も。抽選でテーマパークのチケットや食事券などが当たるスタンプラリーも行う。
「毎年のようにいろいろな災害が繰り返し起きている。日頃から災害を意識して緊急時に的確な対応ができるためにも、このフェアは有益だと考えている」と立川南口商店街振興組合の田中正浩さん。
同フェアの特長は、会場を一巡することで、防災・減災の重要性が分かり、震災発生時に各自がすべきことを具体的にイメージできるように工夫している点。例年、子どもも大人も楽しみながら正しい防災知識を学べると好評だという。
田中さんは「町会などで実施する防災訓練に参加しづらい世代の方にも、気軽に楽しみながら防災を『見る・知る・感じる・体験する』機会となるのでは」と幅広い世代からの参加を呼び掛けている。
開催時間は10時~16時。入場無料。