児童文学作家ヒュー・ロフティング原作の「ドリトル先生と月からの使い」「ドリトル先生の月旅行」を題材とした舞台「ドリトル先生と動物たち、月へゆく」が12月21日から3日間、たましんRISURUホール(立川市錦町3)大ホールで上演される。主催は立川市、立川市地域文化振興財団、たちかわ創造舎でつくる「立川シアタープロジェクト実行委員会」。
「子どもとおとながいっしょに楽しむ舞台」と題し、名作文学を題材に、世代を超えて親しまれる演劇をクリスマスに上演する。質の高い演劇作品や演劇空間の創造・発信と世界にはばたく人材の育成を目指し活動する「立川シアタープロジェクト」の企画の一つで、今年で3年目を迎える。今回は「ドリトル先生と月からの使い」「ドリトル先生の月旅行」を原作に、動物の言葉が話せるドリトル先生と仲間の冒険を生演奏と共に表現する。
同プロジェクト実行委員長でたちかわ創造舎チーフ・ディレクターの倉迫康史さんは、同舞台について、「普遍的な魅力を持つ児童文学の名作を原作にした。上演時間を前半40分、休憩15分、後半40分という構成にし、子どもたちが集中を保ちやすい。作品の世界観は深く、それを伝える言葉は親しみやすく、そして生演奏の様子を見られるようにしている」と工夫している点を話す。
当日は開演前にロビーで、舞台に参加するための道具作りのワークショップも開く(参加無料)。自作した道具を持ち作品の1シーンの登場人物になったり、一緒に歌う場面を盛り上げたりできるという。
倉迫さんは「親子や家族、友人同士で楽しく見られ、クリスマスのお祝いムードを盛り上げるラストになっているため、ぜひ平成最後のクリスマスシーズンに劇場へ足を運んでほしい」と来場を呼び掛けている。
「子どもとおとながいっしょに楽しむ舞台」の関連企画として、来年1月から小学3年生から中学生を対象にしたワークショップ「子ども未来エンゲキ部」(申し込み締め切り12月10日)、3月にはたましんRISURUホールの各所で気軽に芝居が楽しめる企画「あちこちシアター」も開催予定。
21日は19時開演、22日と23日は13時開演。チケットは財団オンラインチケットと同ホールで販売。料金は、大人・前売り=1500円、当日=2000円。中高生=1000円、小学生以下=500円、3歳以下の膝上鑑賞は無料(席が必要な場合は有料)。