立川駅南口の炭火焼きバーガー専門店「Delicier's (デリッシャーズ)」(立川市錦町1)とシンガポール料理店「シンガポールホーカーズ」(柴崎町2)が3月1日、コラボバーガーの販売を期間限定で始めた。
シンガポールホーカーズの代表・杉原将仁さんが友人であるデリッシャーズのオーナーに声を掛け、実現したという同コラボ。杉原さんは「シンガポールのスープ麺・ラクサのテイストで何かできないかと考えていた時に、現地で見掛けたラクサバーガーのことを思い出した。おいしいバンズと炭火焼きのジューシーなパティが特徴のデリッシャーズのバーガーにラクサの味をコラボさせたら絶対うまいと思った」と振り返る。
「立川駅南口は世界各国の味が楽しめる店やレベルの高い飲食店があるグルメを楽しめる街だと思う。今回のようなコラボ企画で立川のグルメに注目していただき、さらに立川の街が盛り上がったらよいなという思いで共感したこともこの企画のきっかけ」とも。
開発にかかった期間は約3カ月。「両店の特徴がちょうど良く合体するために、ソースの挟み具合など、何度も試作を繰り返した」と杉原さん。デリッシャーズの加瀬亜砂美店長は「ソースを味わってほしかったので、あえてチーズなどは入れず、シンプルで王道のスタンダードバーガーを目指した」と話す。
デリッシャーズで提供するのは、炭火で焼き上げたパティ、レタスやトマトなどの野菜に同店オリジナルのタルタルソースと、エビとココナツを使ったラクサソース、サンバルペースト(エビペースト)などを挟んだ「ラクサバーガー」(フレンチフライ付き、990円)。加瀬さんは「ホーカーズさん特製のラクサソースをぜいたくに挟み、濃厚なエビの香りが食欲そそるバーガー。パティの肉汁とラクサソースの相性は抜群」と自信を見せる。「バーガーを包んでいる紙袋の中に、ラクサソースと肉汁が残るので、それにポテトを浸して食べるのもお勧め」とも。
シンガポールホーカーズでは、デリッシャーズのバンズにゆで蒸しチキン、自家製のサンバル、ラクサソースなどを挟んだ「ラクサチキンバーガー」(990円)を提供する。「しっかりした味わいのバンズにジューシーでしっとりとした鶏胸肉、エビココナツと数種のスパイスをブレンドしたラクサソースが絡み、病みつきになる味わいになっていると思う。アジアンな香りを出すため、干しエビとチリで作ったサンバルソースもたっぷり使っている」と杉原さん。
同バーガーは2店舗とも、ランチとディナーの両方で提供する。「両店の味を食べ比べて楽しんでいただけるとうれしい」と杉原さん。加瀬さんは「ハンバーガーはやっぱり大きな口でかぶりつくのが一番おいしい。2店舗のいいとこ取りのぜいたくバーガーに思いきりかぶりついていただければ」と呼び掛ける。
営業時間、定休日は店により異なる。3月31日まで。