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「nonowa国立」に十勝のベーカリー「ムギオト」 国立にちなんだ商品販売も

看板商品「とろ~りチーズパン」

看板商品「とろ~りチーズパン」

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 北海道帯広市に拠点を置く「満寿屋(ますや)商店」が運営するパン店「十勝ファーマーズベーカリー mugioto(ムギオト)」(TEL 042-505-4868)が4月1日、「nonowa国立EAST」(国立市北1)内にオープンする。

国立市のキャラクター「くにニャン」をかたどったパン販売も

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 同社は1950(昭和25)年に創業し帯広市内に6店舗を展開する。2016年に「満寿屋商店 東京本店」が目黒区に開店し、今回が都内2号店となる。店舗ごとにテーマを持っており、帯広の6号店「麦音」のテーマは「十勝産小麦100%」と「地産地消」。同社の旗艦店となる「麦音」は1万1000平方メートルの敷地を持ち、単独ベーカリーとしては「日本一の敷地面積」で年間約30万人が訪れる「パンのテーマパークのような場所」だという。伝統的な馬耕体験やパン教室など、「食育」をテーマに食材豊富な十勝を子どもたちに伝える取り組みを行う。

 1982(昭和57)年、2代目社長の杉山健治さんが就任した際は、十勝産の小麦粉は麺類の使用がメインで、パンには外国産の小麦粉が多く使われていた。杉山さんは「十勝にはこんなにも小麦畑が広がっているのに、どうして外国産の小麦を使わなくてはいけないんだ」と奮起。現社長の杉山雅則さんがその志を引き継いで同社は約30年をかけて全商品、十勝産小麦100%を実現した。同店製造リーダーの岡田昌樹さんは「外国産の小麦では味わえない小麦の味、うま味が味わえるような製法でパンを作っている」と話す。小麦粉以外の酵母・乳製品・てん菜糖・豆なども十勝産の食材にこだわる。

 店舗面積は約37坪。6種類の十勝産チーズを使った看板商品「とろ~りチーズパン」(380円)や地元のソウルフードだというスパゲティが入った「白スパサンド」(250円)などの人気メニューをはじめとする約100種類を用意し、店頭には常時約80種類を並べる予定だという。

 国立に縁があるという杉山さん。今回の出店にあたり国立のことをもっと知ろうと何度も足を運んだという。「国立の人にも十勝を知ってもらいたい。地域と密着し、地元愛の強いことが共通する十勝と国立でコラボしていきたい」と、国立近郊で採れる小松菜と十勝産の牛乳を使った新商品「小松菜キッシュ」(225円)や、チョコレートクリームが入った「くにニャン」(192円)など国立にちなんだ新商品を販売する。パウンドケーキやポップコーン、ジャムなどの販売も予定する。

 店長の大崎和美さんは「地域の方に親しみを持ってもらえる店でありたい。十勝のスパイスを入れながら、国立の方と一緒に店をつくっていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は7時~21時(オープン当日は10時~)。定休日はnonowa国立の休業日に準ずる。オープン記念として、チラシに付いているクーポンを持参した人に500円以上の商品に使える100円引きの特典を用意する。

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