立川市内各所で5月18日・19日、「立川いったい音楽まつり」が開かれる。
今年で8回目を迎え、昨年は2日間で延べ6万2000人が来場した。市内の広場や店の協力を得て、店頭などで一斉ライブを行い、街「いったい(一帯)」に音楽をあふれさせ、出演者と観客が「いったい(一体)」になる「都市型野外音楽フェス」を目指すという。
今年はメイン会場となる立川高島屋テラス・正面入り口(立川市曙町3)や立川タクロス(同)などの17会場と、多摩モノレール立川南駅(柴崎町3)改札前をはじめとする8つのサテライト会場に、285団体が出演する。
ジャズ、ロック、ポップス、ゴスペルなどさまざまな演奏やフラダンスやヒップホップダンス、DJなどのパフォーマンスが披露される。今年の傾向として、同イベント広報部長の石田美紀さんは「ビートルズのカバーバンドとビッグバンドが多く出演する。同じビートルズといっても初期の曲をカバーする団体、後期の曲をカバーする団体とさまざま。各会場を回ってみてほしい」と話す。
第1回から実行委員長として立川いったい音楽まつりを創ってきた梶原哲也さんが今回で退任する。先日開かれた出演者ミーティングでは、梶原さんが出演者のスローガンとして「輪になり、和になり、話になっていく」を掲げ、成功に向けて団結力を高めたという。
「今年のテーマは『立川でドーナツになる2Day’s』。この大きなイベントは私たち実行委員だけでは開催できない。街の方の協力、市や警察の協力、そして出演者、スタッフの皆が知恵を出し合い、手を取り合ってこそ成功できる」と石田さん。「オールジャンルの音楽イベントのため、普段は聞かないジャンルの演奏やダンスを見たり聞いたりできる。新たなジャンルと出合い、好きになってもらえれば。ぜひあちこちの会場を回ってもらいたい」と呼び掛ける。
イベントに先立ち5月12日から17日は、「立川いったい音楽まつり2019 week」が開催される。会場に足を運べない人にも生演奏を楽しんでほしいと、立川市内3つの高齢者施設で6組の出演者が歌謡曲や合唱曲などを披露する予定。
12日にはたましんRISURUホール(錦町3)で、アメリカ空軍太平洋音楽隊による「パシフィックショーケースコンサート」の開催も。0歳児から入場可能で、小さな子どもから大人まで楽しめる内容だという(料金=大人500円、18歳以下300円など)。