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立川駅北側「立飛」新街区にパブリックアート 入賞5作品選出、特別賞も

「立飛パブリックアートアワード2020」入賞された皆さんと立飛ホールディングスの村山正道社長(左)

「立飛パブリックアートアワード2020」入賞された皆さんと立飛ホールディングスの村山正道社長(左)

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 立飛ホールディングス(立川市栄町6)は6月25日、立川駅北側の「みどり地区」(緑町3)に建設中の新街区「GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)」内に設置するパブリックアート作品を公募する「立飛パブリックアートアワード2020」の審査結果を発表した。

 2020年4月開業を目指す同街区開発の一環で開催された同アワード。「私たちにとって、ウェルビーイングとは何か?」を募集テーマに、街区内5カ所に設置する作品案を公募。「美術手帖」(美術出版社)編集長の岩渕貞哉さんら6人の審査員が審査を行った。

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 審査結果は、当日同社がパレスホテル立川(曙町2)で開催した「ウェルビーイングフォーラム vol.0~100年続く新しいしあわせを、立川から世界へ~」の中で発表された。応募総数は125件。日本を含む12カ国からの応募があり、立川在住または在勤者からの応募も13件あったという。入賞5作品と審査員特別賞1作品が発表され、各作品を手掛けるアーティストが紹介された。同フォーラム来場者からは大きな拍手が贈られた。

 街区内を「記憶」「環境」「未来」の3つのゾーンに分け、各ゾーンテーマに沿った作品を設置する。「記憶」ゾーンには2作品が設置される。設置場所1に設置される作品は、同アワードに向け結成したという3人のユニット「Keita Mori Sculpture Project」が手掛ける「GATE(仮題)」。同ユニットの杉浦岳史さんは「とてもうれしい。同街区へ込める思いをお聞きして、これから頑張らなければという緊張もある」と話す。設置場所2には、石にたくさんの穴を空けた作品「呼吸する石」が選出された。作者の荒木美由さんは「穴の中に雨や土が入りなじんでいく様子を見てほしい。石はずっと残っていくもの。場になじみ『居場所』になれば」と思いを語った。

 「記憶」と「環境」の2つをまたぐ設置場所3に設置される「NEHAN」は数カ月に1回、絵が変化していく作品だという。手掛けるAkari Uragamiさんは「建物は変わらないが景色が変わる。何度も訪れてみてほしい」と呼び掛ける。「環境」ゾーンの階段が設置場所となる設置場所4には、作品名「TELEPHONE AFTER ALL」が選ばれた。制作者の一人、兼平翔太さんは「ぜひ作品を皆さんに使ってほしい。憩いの空間になるよう頑張りたい」」と笑顔を見せた。

 「未来」ゾーンとなる設置場所5は、ワークショップ形式で作品を作っていく星槎国際高等学校立川学習センター(錦町6)のアートゼミの生徒たちによる「四葉のクローバーを探せ!」が選出。同校教員の北川純さんは「地域の方などに参加いただいて、一緒にわいわいにぎやかに制作したい」と意欲を見せる。

 今回最年少となる4歳の作家を含む3人組グループ「曙町アートギルド」には審査員特別賞が贈られた。メンバーの一人、玉川宗則さんは「とてもうれしい」と顔をほころばせた。

 2020年春、同アワードで入賞した5組と招待作家3組の作品を街区内に設置する予定。

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