立川市の歴史民俗資料館(立川市富士見町3)で現在、写真展「立川の風景と人のいとなみ-未来に伝えたいたからもの」と企画展「暮らしと道具-むかしの生活-」が開催されている。
立川市歴史民俗資料館で写真展・企画展 阿豆佐味天神社の修復写真など
市内の文化財や自然の写真を展示する写真展は毎年この時期に開催しており、今年で4回目。撮影したのは市内在住のフォトグラファー伊藤龍也さん。今回は市指定有形文化財で、2年間にわたる大規模修復を終えた阿豆佐味天神社(砂川町)本殿の作品を中心に、市内の地図と共に展示している。
「修復工事の後、普段は見られない本殿の見学会を行ったが、すぐに満員となり見られなかった方も多くいた。この写真展では、そんな本殿の様子や全国から集まった職人の作業、修復のビフォーアフターを紹介している」と同館学芸員の漆畑さん。「顔料を科学的に分析するなど、さまざまな調査を行い、全国から集まった職人により当時の姿を再現するよう修復された。貴重な姿を多くの人に見てほしい」と話す。
日々の暮らしで使われてきた昔の道具を展示する企画展では、実際に触ってみることができる。会期中の1月26日14時からは、展示解説と昭和40年代の立川市内を写したフィルムの8ミリフィルム映写機を使った上映を行う。申し込み不要。
開館時間は9時~16時30分。入館無料。2月16日まで。