Bリーグ・アルバルク東京(以下A東京)のチアリーダーが1月28日、立川市立第三小学校(立川市錦町33)で、3年生97人、4年生92人を対象に特別授業を行った。
アルバルク東京のチアリーダー、立川三小で特別授業 「応援の力」伝える
体力向上推進校、オリンピック・パラリンピック教育推進校に指定されている同校。昨年はチアリーダーによる訪問授業のほか、A東京の選手が来校し、5・6年生を対象に「東京2020算数ドリル」を使ったバスケットボールの実践学習会を開いた。
今回訪問したのは、同チーム専属チアリーダーのAYAKAさん、HONOKAさん、MARIAさんの3人。自己紹介とあいさつの後、HONOKAさんは「チアリーディングは、150年ほど前にアメリカで生まれ、最初は男子のスポーツだった」と歴史にも触れつつ、チアリーダーが大切にしているという「誰かを元気づけるチアスピリット、明るく笑顔でいるポジティブスピリット、周りの人や地域に貢献するボランティアスピリット」について説明。「応援はみんなの力になる」とメッセージを伝えると、子どもたちは真剣に耳を傾けた。
続いて、ストレッチや腿上げでウオーミングアップを済ませダンスの実技に。両手をVの字に上げる「ハイV」や下に下げる「ローV」など、3人はチアの動きを交えながら軽快なステップで振り付けを指導した。試合会場でのパフォーマンスさながらのパワフルで華やかなダンスを目の当たりにした児童らは、歓声を上げながら懸命にジャンプ。雪予報の寒い日だったが、体を動かして汗ばむ様子が見られた。
カウントでの振り付けを覚えた後は「WANIMA」の「ともに」に合わせて踊り、クラス別にダンスを披露。最後は担任教諭の元に駆け寄り、アルバルクのスローガン「WE」のポーズで決めた4年生の姿に「感動して涙腺が緩んでしまった」とAYAKAさん。MARIAさんは「どうしていつも笑顔でいられるのか?」という児童からの質問に「踊ることが大好きだから、自然と笑顔になる」と回答。「最初は恥ずかしがっていた子たちが、終わってから楽しかったと言ってくれたのがうれしかった」とも。HONOKAさんは「自分たちがチアを通じて伝えたいことが伝わったと思う。これからの学校生活でも友達と助け合い、絆を深めてもらえれば」と笑顔を見せた。